吉都線減便、肥薩線「はやとの風」は不定期化へ。JR九州2018年3月改正で

鉄道事業の収支改善へ

JR九州が、2018年3月のダイヤ改正で、吉都線を3割減便する方向で検討していることがわかりました。また、肥薩線特急「はやとの風」は不定期化が行われるようです。

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1日8往復に

西日本新聞が2018年12月1日付で報じました。日本経済新聞なども後追いしています。

報道各紙によりますと、吉都線は現在の1日11往復から3往復減の8往復になる方向です。具体的な減便列車は明らかではありません。

吉都線
画像:photolibrary

「きりしま」のワンマン運行も

また、肥薩線特急「はやとの風」は、現在1日2往復の定期運行が行われていますが、週末などに限る不定期化に向けて調整中のようです。

吉都線の輸送密度は466、肥薩線の吉松~隼人間の輸送密度は758です。JR九州全体でも輸送量が少ない区間で、JR九州としては、鉄道事業の赤字改善に向けて列車削減の決断をするようです。

また、産経新聞2018年12月2日付によりますと、日豊線の「にちりん」「ひゅうが」の一部で実施している特急の「ワンマン運転」を、宮崎~鹿児島中央を走る特急「きりしま」の一部にも拡大する方向で検討しているとのことです。

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