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京王電鉄2013年ダイヤ改正のプレスリリースを読み解く・その2。新宿-調布の特急は毎時9本に。急行快速の扱いはどうなる?

京王電鉄が、2013年2月22日の京王線・井の頭線ダイヤ改定の詳細を発表しました。

このダイヤ改正については、概要は昨年11月にすでに発表されています。今回の発表はその詳細ですが、明らかになったのは特急が毎時9本運転されることなどで、残念ながら不明確な部分も残りました。

まず、相模原線に新設される特急については、平日の日中と土日は20分間隔で運転されます。京王線では現行の準特急がダイヤ改定後は特急に名称変更され、9-11分間隔で運転されます。

今回の発表では、平日12時台の京王線新宿駅の特急ダイヤが例示されています。それによりますと、ダイヤ改定以降、12時0・20・40分に京王八王子行の特急、12時9・29・49分に橋本行の特急、12時11・31・51分に高尾山口行の特急がそれぞれ新宿駅を発車します。現在は12時0・20・40分に京王八王子行の準特急が、12時10・30・50分に高尾山口行の準特急がそれぞれ発車しているだけですので、特急(ダイヤ改正前は準特急)に関しては毎時6本から9本へ3本の純増となります。

平日早朝には、相模原線の橋本駅と京王多摩センター駅を始発駅とする新宿行の特急も新設されます。橋本駅発の特急は同駅を6時24分に発車。京王多摩センター駅発の特急は6時44分に発車します。

京王線では深夜0時台にも特急が運転されます。最終の特急は京王八王子行きが新宿発0時、高幡不動行きが新宿発0時25分発です。それ以外にも、全体に新宿駅からの最終列車の時刻が繰り下げられています。例示された内容によりますと、調布駅へは新宿駅0時30分発の各停が終電となり、高幡不動駅までは0時25分発の特急が、京王八王子駅と相模原線橋本駅までは0時12分発の特急が、高尾山口駅までは0時発の特急京王八王子行(途中駅にて乗換え)が、それぞれ終電となります。

列車種別と停車駅にも修正があります。従来の通勤快速を区間急行に名称変更し、通勤時間帯以外にも運行を拡大します。また、特急の停車駅に分倍河原と北野を追加。快速の停車駅に西調布、飛田給、武蔵野台、多磨霊園を追加。要するに快速は調布以西が各駅停車になります。

以上が、2013年2月の京王線ダイヤ改正に関する新しい公式情報の概要です。当サイトが昨年11月の記事で懸念した「調布以西特急毎時3本化」にはならず、調布以西も特急の毎時6本は維持されました。調布以東の特急が毎時9本になるという大盤振る舞いになったのです。

京王橋本

それは良いのですが、不透明なのが急行と快速の扱いです。今回のプレスリリースでも、発表された具体的な日中の時刻表は特急のみです。急行以下の時刻表は発表されていません。列車の運転本数毎時18本を変えないのなら、これまでの「橋本急行」が「特急」に格上げという扱いになり、昼間の急行は廃止ということになります。ただ、プレスリリースには区間急行を終日運転するかのように書かれていますので、調布以東に区間急行という形で残りそうです。となると、廃止になるのは快速ということになります。

列車の運転本数を純増として毎時21本とするのなら、急行も快速も存続です。その場合、快速は現行の特急10分間隔でようやく新宿-調布を逃げ切れているのですが、それが9分間隔になると逃げ切れなくなります。そのため、廃止されない場合は都営線直通になる可能性もあります。

いずれにせよ、残された焦点は京王線の日中運転本数の純増が行われるかどうか、ということです。ちなみに、京王電鉄は今回同時に行われる井の頭線のダイヤ改正においては、日中の運転本数を毎時12本から16本への大幅純増を発表しています。それに対し、京王線では運転本数の増加については発表していません。また、井の頭線と京王線で同時に純増するだけの乗務員を手当てできるのかという疑問もあります。そう考えると、やはり京王線の運転本数の純増はないかもしれません。

ニュースリリースによりますと、新しい時刻は2月18日から京王線各駅にて配布予定だそうで、2 月中旬以降京王ホームページなどで確認できるとのこと。逆にいうと、ダイヤ改正数日前にならないと、詳細はわからない、ということです。十年に一度あるかないかのダイヤ大改正で、京王電鉄はなぜここまで情報を出し惜しみにするのでしょうか。ちょっと不可解です。

2010年、京浜急行はダイヤ改正の約1ヶ月前に京急蒲田駅通過の快特設定を発表し、大田区から猛抗議を受けて大問題になりました。今回の京王電鉄の「情報出し惜しみ」が、不便になる沿線自治体の反発への予防策でなければよいのですが。

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