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京阪電鉄の2016年3月ダイヤ改正まとめ。「洛楽」の時刻表も掲載。プレミアムカー導入を見据えた改正になるか

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京阪電気鉄道が2016年3月19日にダイヤ改正を実施します。目玉は快速特急「洛楽(らくらく)」の土休日定期運転と、特急の所要時間短縮。京阪では特急列車に「プレミアムカー」を導入する計画も発表していますが、今回のダイヤ改正はそれを見据えたものになるのでしょうか。

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「洛楽」を土日に定期運転

京阪本線・鴨東線(淀屋橋~出町柳間)では、2011年秋から京橋~七条間をノンストップで結ぶ快速特急が設定されています。2012年春には「洛楽」の愛称の使用を開始、以来、毎年春・秋の行楽シーズンの週末に運転されてきました。

この「洛楽」が、2016年3月19日のダイヤ開始で、土休日ダイヤで通年運転の定期列車に昇格します。午前に上り(淀屋橋発出町柳行)5本、午後に下り(出町柳発淀屋橋行)5本が設定されます。

洛楽写真:京阪電鉄

快速特急「洛楽」時刻表

快速特急「洛楽」については、改正後の時刻表も公表されました。以下の通りです。

■「洛楽」上り(淀屋橋発)時刻表
9時00分、9時30分、10時00分、10時30分、11時00分発
※天満橋は上記の3分後、京橋は7分後。

■「洛楽」下り(出町柳発)時刻表
16時2分、16時32分、17時2分、17時32分、18時02分
※三条は上記の3分後、祇園四条は5分後。

停車駅は淀屋橋、北浜、天満橋、京橋、七条、祇園四条、三条、出町柳の各駅です。大阪の京橋駅から京都の七条駅までを「ノンストップ」で運転。淀屋橋~出町柳間の所要時間が50分、京橋~祇園四条が38分です。

土休日の「洛楽」が運転される時間帯は、特急が毎時4本となり、快速急行を2本運転します。すなわち、1時間に「洛楽2本、特急4本、快速急行2本」となります。

特急の所要時間短縮

沿線の利用者にとっては、洛楽よりも大きなダイヤ改正ポイントは、特急の所要時間短縮でしょう。ダイヤ改正で昼間時間帯の特急の所要時間短縮が図られ、淀屋橋~出町柳間は上り・下りともに54分になります。現在より2~4分短縮です。

現在のダイヤでは、淀屋橋~枚方市間で先行の準急を追い越さないなどの理由で、特急は全力で走りきることができず、淀屋橋~出町柳間は56~58分という、ゆっくりした速度になっていました。それが改善されるのは朗報でしょう。京阪ノンストップ時代の48分には及びませんが、いまよりは速くなります。

また、特急と交野線・宇治線との接続時間も見直され、淀屋橋~宇治間(中書島乗り換え)の所要時間が54~55分となり、現在より3~6分短縮されます。

昼間の急行廃止

昼間時間帯のダイヤパターンは大幅変更されます。昼間の急行が廃止となり、「特急・準急・普通」の3種別に集約されます。準急は現行の20分間隔から10分間隔の運転となります。

といっても、現在の日中急行は淀屋橋~樟葉のみの運転で、準急との停車駅の差は4駅のみですから、それほど大きな差はなさそうにみえます。影響が大きいのは、始発列車がなくなる樟葉駅利用者くらいでしょうか。

ダイヤ改正により、淀屋橋~出町柳間では、特急と準急がそれぞれ10分間隔で運転されることになります。列車種別の整理により、日中ダイヤはシンプルでわかりやすくなりそうです。特急と準急は、樟葉駅、丹波橋駅、三条駅で接続します。

普通は中之島~枚方市間・中之島~萱島間でそれぞれ20分間隔の運転となります。京橋、守口市で準急と接続し、20分ごとに枚方市で特急と接続します。京橋駅での接続は上り京都方面のみと発表されていますが、下りも待ち時間の少ない形で連絡はするとみられます。

新ダイヤの運行形態

2016年3月新ダイヤの運行形態を簡単に書くと、こうなるようです。

■特急
運転区間:淀屋橋~出町柳
運転間隔:10分間隔
枚方市で(20分に1回)枚方市始発・終着の各停と接続、樟葉、丹波橋、三条で準急に接続

■準急
運転区間:淀屋橋~出町柳
運転間隔:10分間隔
京橋、守口市で各停と接続。樟葉、丹波橋、三条で特急と接続

■各停
運転区間:中之島~萱島、中之島~枚方市
運転間隔:各20分間隔
京橋、守口市で準急と接続。枚方市で特急と接続

その他の改正点としては、上り(京都方面)の平日21~22時台・土休日20~21時台、下り(大阪方面)の平日20~22時台・土休日19~22時台でいずれも12分間隔の運転に変更。その他にも利用状況に応じて運転本数・間隔、運転区間、列車種別などが見直されるとのことです。

「プレミアムカー」導入を見据えたか

今回気になるのは、2017年にも予定されている「京阪特急プレミアムカー」導入を見据えたダイヤになっているのか、という点です。

プレミアムカーは、8000系京阪特急全10編成に投入される有料座席指定車です。現在、京阪特急には8000系と3000系が使われていますが、プレミアムカーが8000系10編成にしか投入されないのであれば、日中の特急列車の運転間隔を毎時4本程度にしなければ、全ての特急をプレミアムカー付きにするのは難しそうです。

しかし、今回のダイヤ改正でも特急の毎時6本は維持されますし、種別を特急と準急に集約しました。となると、次の改正で特急を毎時4本に戻す可能性は低くなったといえそうです。

一方で、京阪は「洛楽」については力を入れている様子がうかがえます。プレミアムカー投入の目的の一つが観光客輸送にあるとするならば、「洛楽」にはプレミアムカーが連結されるでしょうし、今後さらに増便されるのかもしれません。


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