JR津軽海峡線の竜飛海底駅、吉岡海底駅、知内駅の3駅の廃止が正式発表。廃止は2014年3月15日に。

JR津軽海峡線の竜飛海底駅、吉岡海底駅、知内駅の3駅の廃止が、JR北海道から正式に発表されました。廃止は2014年3月15日になるとみられます。

竜飛海底駅と吉岡海底駅は1988年3月13日、津軽海峡線開業とともに営業開始しました。両海底駅は当初、観光客で賑わいましたが、最近は訪問客が減少。北海道新幹線青函トンネル工事への準備にともない、吉岡海底駅は2006年から営業休止しています。

竜飛海底駅は現在も営業を続けていて、特急「スーパー白鳥」「白鳥」のうち下り3本・上り1本が停車しています。毎年冬は見学休止期間となっており、2013年も11月10日を以て見学期間が終了します。来年春の営業再開はありませんので、事実上、11月10日が最終営業日となります。

竜飛海底駅の見学には「海底駅見学整理券」が必要で、1日の発行枚数は60枚。したがって、廃止日までに見学できる人数は4000人を切っています。最近は週末の見学整理券の入手は難しくなり始めているようですので、見学予定の人は早めに確保したほうがいいでしょう。

知内駅

知内駅は、両海底駅から2年遅れの1990年の開業です。下り・上り2本ずつ特急列車が停車しています。知内駅は通年営業ですから、2014年3月まで営業を続けます。正式な廃止日は未発表ですが、2014年3月14日が最終営業日になるとみられます。

今後の津軽海峡線ですが、青函トンネル区間も含め、大部分が北海道新幹線と在来線の共用区間となります。北海道新幹線の新青森~新函館間の開業は2015年度末の予定。今回の発表により、津軽海峡線の途中駅4駅のうち、津軽今別駅を除く3駅の廃止が明らかになりました。津軽今別駅は奥津軽駅という名称の新幹線駅になり、存続が決まっています。

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