「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」が利用エリアを拡大。金沢~糸魚川間の第三セクターが利用可能になり、大糸線飛び地へ行ける!

JR西日本は、2015年の「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」の利用可能エリアを拡大すると発表しました。2015年3月の北陸新幹線延伸開業にあわせて第三セクター化された旧北陸本線区間のうち、金沢~糸魚川間が利用できるようになります。

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当初発表は通過特例のみ

「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」は、10月14日の「鉄道の日」を記念して発売されるフリーきっぷで、JR西日本の全線で利用できます。2015年の発売期間は9月19日~10月18日、利用期間は10月3日~18日です。期間中の1日に利用でき、価格は3,000円(こども1,500円)です。

このきっぷの2015年版の発売が発表されたのは9月3日ですが、そのときは、フリーエリアを「JR西日本全線の普通列車普通車自由席及びJR西日本宮島フェリー」としていました。例外として、第三セクター化された旧北陸本線のうち、IRいしかわ鉄道線の金沢~津幡間とあいの風とやま鉄道線の高岡~富山間に限り、通過時のみ利用可能としていました。

金沢駅

糸魚川~直江津間は利用不可

ところが、9月17日になって、急遽利用エリア拡大を発表したわけです。新たにIRいしかわ鉄道線の金沢~倶利伽羅間、あいの風とやま鉄道線の倶利伽羅~市振間、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの市振~糸魚川間を加えることにし、通過利用特例ではなく金沢~糸魚川間をフリーエリアとしました。利用できる列車は、いずれも普通列車の普通車自由席のみです。発売額は据え置きです。

2014年はこのきっぷで糸魚川~直江津間も利用できましたので、前年比ではフリーエリアが縮小します。ですから、利用者の立場からみれば、昨年に比べて利便性が下がっていることに変わりはありません。

ただ、第三セクター区間にも乗車できるようにしたことは、このきっぷの利便性の維持には役立つでしょう。糸魚川までフリーエリアが広がったことで、JR西日本の「飛び地在来線」である大糸線糸魚川~南小谷間に行くことができるからです。エリア拡大が糸魚川までに留まったのは、糸魚川以東にJR西日本の在来線がないからと想像します。

「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」の概要

2015年「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」の概要は以下の通りです。

1 発売期間
 2015年9月19日(土曜日)から2015年10月18日(日曜日)

2 利用期間
 2015年10月3日(土曜日)から2015年10月18日(日曜日)

3 発売額
 おとな:3,000円 こども:1,500円

4 きっぷの内容
 ・乗車日当日限り有効。
 ・JR西日本会社線全線の普通列車およびJR西日本宮島フェリー、金沢~糸魚川駅間のIRいしかわ鉄道線、あいの風とやま鉄道線、えちごトキめき鉄道線の普通列車が利用できます。
 ・新幹線、特急・急行列車、グリーン車などには別料金を払っても乗車不可。
 ・普通列車の普通車指定席は指定券を購入すれば乗車可。

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