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JR株主優待券を賢く使う方法を考える。寝台特急「あけぼの」と「はやぶさ」で東日本一周が最もお得? 乗り納めにどうぞ。

年末年始が近づき、安く新幹線に乗る方法としてJR株主優待券について調べてみました。その記事は、新幹線旅行研究所に掲載したのですが、改めて感じたのは、JRの株主優待券の微妙な利用価値です。

JR株主優待券のルールは会社により多少異なり、おおざっぱにいって以下の通りです。
・JR東日本=優待券2枚で4割引
・JR東海=優待券2枚で2割引
・JR西日本=優待券1枚で5割引
・各社とも、運賃のほか、特急料金にも使える。

各社の競争環境が株主優待券にも反映されていて、大阪-福岡間で航空機と激しい競争をしているJR西日本が、最も大きな割引を提供しています。一方、競争環境が緩いJR東海は、株主優待券の割引率にも会社の余裕が見て取れます。

この株主優待券、金券ショップなどで購入するなら、新幹線で利用する価値はあまりありません。なぜなら、金券ショップの値付けが、新幹線の最大距離利用でやっと元が取れる水準になっているからです。たとえば、JR西日本の株主優待券は5割引ですが、金券ショップでは5000円程度の値付けになっていて、新大阪-博多間で利用してようやく元が取れる、という水準です。JR東日本の場合は、新幹線回数券のない東京-新青森なら利用価値はありますが、盛岡までですと微妙です。

が、新幹線移動だけに縛られないなら、実はとてもお得に使えるのではないか、とも気づきました。株主優待券は特急料金も割引になるからで、それをなるべく長距離で使えばかなり安くなります。

たとえば、JR西日本で「直江津-博多」間を特急・新幹線で移動すると、20580円。JR西日本では株主優待券の料金部分は列車の数にかかわらず割引の対象になりますから、これが完全に半額になり10290円。株主優待券を相場の5000円で入手したとすると15290円。約25%引きになります。JRで25%引きというのはかなりの値引きにあたります。

写真:JR東日本

JR東日本の場合は、東京-新潟-秋田-新青森-仙台-大宮といった一筆書ききっぷに威力を発揮します。寝台特急「あけぼの」で青森まで行き、東北新幹線「はやぶさ」などで帰ってくるルートです。正規では運賃15540円、「あけぼの」特急券・寝台券9450円、「はやぶさ」指定席特急券6300円で合計31190円です。JR東日本の株主優待券は、料金部分の割引は原則1列車で、寝台は対象外ですから、料金割引は東北新幹線に使います。すると、運賃と「はやぶさ」特急券が割引になりますので、22490円となります。株主優待券を相場の2枚4000円で購入したとして、26490円。約15%割引に相当します。(別途新青森-青森の乗車券往復は必要)。

少し前までは、「あけぼの」と新幹線を組み合わせて青森を往復できるフリー乗車券も販売されていたのですが、最近は廃止されています。ですから、このルートを15%引きで購入できるというのは価値があるでしょう。

この「あけぼの+はやぶさ」は、「直江津-博多」よりも実践的に使えそうです。折しも、「あけぼの」は廃止のウワサが止まず、鉄道ファンの利用が増えているともききます。「あけぼの」乗り納めには、株主優待券を活用してはいかがでしょうか。

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