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常磐道の富岡IC~浪江IC間が開通。いわき~仙台直結も、高速路線バスは走行せず

常磐自動車道の富岡IC~浪江IC間が2015年3月1日に開通しました。これにより、常磐自動車道は三郷JCT~亘理ICの全区間300.4kmが全線開通しました。

富岡~浪江間の開通により、福島県いわき市~宮城県仙台市が高速道路で直結されます。しかし、この区間を走る高速路線バスは新規開通区間を経由せず、これまで通り郡山JCTを経由します。

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これまで通り郡山JCT経由で運行

常磐自動車道は、埼玉県三郷市の三郷ジャンクション(JCT)と宮城県亘理町の亘理インターチェンジ(IC)を結ぶ高速道路です。1966年に路線決定し、この日供用開始した富岡IC~亘理JCT間14.3kmの開通により、49年かけて全線開通しました。これにより、いわき~仙台間は従来より約40km、約1時間ほど短縮されます。

ところが、この区間を走る高速バスの「いわき~仙台線」は、同区間の開通後も、常磐自動車道経由しません。この路線は、JRバス東北と新常磐交通の共同運行ですが、全線開通後の3月2日以降も、これまで通り磐越道と東北道を経由します。

現在、いわき駅~仙台駅東口間は郡山JCT経由で約3時間。これを常磐道経由にすれば2時間半程度になると思われますが、経路変更は予定されていないようです。

常磐道全通画像:NEXCO東日本

1回走行の被曝線量は0.2マイクロシーベルト

その理由は、新規開通区間が福島第1原発近くを通ることにあります。第1原発とは最も近い所で約5kmの距離にあり、高速道の途中約4kmが帰還困難区域、約9kmが居住制限区域に指定されています。

国による除染が進められており、2015年1月末時点で放射線量を国が測定したところ、全区間の平均は1.1マイクロシーベルトで、最大で同4.8マイクロシーベルトでした。また同区間を1回走行した際の被曝線量は自動車内で0.2マイクロシーベルトだったということです。

河北新報によりますと、バス会社側は、「輸送の安全確保を検討している段階」と説明しており、当面、現行ルートで運行を続けるそうです。利用者には「近い方がいい」という声がある一方、「線量が高い場合があるので遠回りでもいい」という声もあるそうです。

頻繁に乗務する運転士への配慮も必要でしょうから、総合的に判断して当面は現行ルート、ということになったようです。

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