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北海道新幹線の列車名決定で気になる「はやて」の立ち位置と「はやぶさ」の停車駅。アクセス列車の愛称は公募

北海道新幹線の列車名が「はやぶさ」「はやて」になると発表されました。東京または仙台と新函館北斗を結ぶ列車が「はやぶさ」、盛岡または新青森と新函館北斗を走る列車が「はやて」となります。北海道新幹線開業にあわせた新列車名の命名は見送られました。

北海道新幹線は、2016年3月開業予定です。JR北海道の島田修社長は2014年6月の記者会見で、愛称の公募について「今のところは必要ないと考えている」と述べており、新しい列車名が付けられないのは既定でした。それが正式発表されたということです。

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新列車名が付けられなかった理由は「利用者のわかりやすさ、親しみやすさを重視した」とのことですが、新列車名はすでに枯渇気味で、新鮮な愛称を見い出しにくくなっていることや、「はやぶさ」登場から現時点で3年ほどしか経っていないことも理由でしょう。

「はやて」はローカル新幹線に

さて、今回の発表で気になるのは「はやて」の立ち位置です。「はやて」は、2002年の東北新幹線八戸開業時に主力の最速列車として登場しましたが、「はやぶさ」の運転本数が増えた2014年3月ダイヤ改正で、定期列車は東京~盛岡の1日3.5往復と、盛岡~新青森の1日1往復に激減しました。

ただ、不定期列車としては1日10往復以上が設定されていて、大宮~仙台間無停車で「はやぶさ料金」のかからない列車として存在感を残してきました。それが2016年3月ダイヤ改正で東京駅から完全撤退し、盛岡以北の区間列車になることが示されたわけです。

とはいうものの、東北・北海道新幹線で盛岡以北の区間列車がそう多く設定されるとは思えません。現状で盛岡~新青森間の列車は「はやて」1往復だけですが、新函館北斗まで延伸されても、新青森~新函館北斗間の区間列車が1日1~2往復加わるだけとみられます。となると、「はやて」は本当に稀少な「ローカル新幹線」になってしまいます。

北海道新幹線

仙台以北各駅停車の「はやぶさ」が登場?

また、「はやて」が東京駅から姿を消すと、大宮~仙台間無停車の列車が「はやぶさ」だけになる可能性が高くなります。「はやぶさ」が、現在の「はやて」に置き換わるのだとすれば、仙台以北が各駅停車の盛岡行き「はやぶさ」が出てくるかもしれません。

あるいは、大宮~仙台間無停車で仙台以北各駅停車のパターンは「やまびこ」に戻るのか、はたまたそうしたパターンがなくなるのでしょうか。

奥津軽、木古内の扱いも難しそうです。特に、どう考えても過疎駅になるであろう奥津軽にどれだけの「はやぶさ」を停車させるのかは注目点です。

現状でも「はやぶさ」の停車駅パターンは多彩ですが、2016年以降はさらに複雑化しそうです。とはいえ、「はやぶさ」は追加料金を取る特別な高速列車です。停車駅が増えすぎないよう願いたいところです。

函館駅アクセス列車はロングシート仕様

列車名発表と同時に、新函館北斗~函館駅間のアクセス列車の仕様も発表されました。それによると、使用されるのは札幌圏で運行している 733 系電車をベースにした733系1000代で、ロングシート車両3両編成です。座席総数は1編成あたり148席です。

函館アクセス列車

輸送力の確保を最重要と考えれば、ロングシート車の導入はやむを得ないところでしょう。ただ、この区間の所要時間は17分になる予定で、決して短い時間ではありません。「新幹線に乗るまで/乗ってからが詰め込まれる」というイメージになるのは得策ではありませんし、在来線特急にも普通乗車券で乗れるようにするなどの施策があったほうがよいように思えます。

ちなみに、このアクセス列車の愛称は公募されます。函館エリアで盛り上げようという施策なのでしょう。

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