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北海道「観光列車」試験運行の全ルート。メインは宗谷線と釧網線

2018年度にも本格導入

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北海道で、観光列車の試験運行が行われます。北海道が観光列車を使った旅行の調査を日本旅行に委託したもので、モニターツアーとして道北や道東を周遊する旅行商品が販売されます。

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「ノースレインボーエクスプレス」など使用

観光列車の試験運行は、北海道の「観光列車旅行者動向調査事業」によるものです。事業を受託した日本旅行がモニターツアーを企画しました。車両はJR北海道の「ノースレインボーエクスプレス」と「クリスタルエクスプレス」を使用。運行はJR北海道が担います。

ルートは「最北への旅路・宗谷本線」と「道東ハイライト・感動本線(根室・釧網・石北本線)」「氷雪のネイチャーロード・釧網本線」の3つ。釧網線が日帰り、宗谷線が1泊、根室・釧網・石北線が2泊です。

ツアーの販売開始は年内分が9月15日。「氷雪のネイチャーロード」は後日の販売開始です。同一人が年内に複数のツアーに参加することはできません。

では、それぞれのツアーの全行程をご紹介しましょう。

北海道観光列車試験運行

大地の恵み体感1泊2日 最北への旅路・宗谷本線

・使用予定車両 ノースレインボーエクスプレス
・出発日 2017年10月28日(土)
・日程 1泊2日
・旅行代金 14,900円(2名1室)

■Aコース(往路列車・復路バス観光)
1日目
 旭川駅→塩狩駅(塩狩峠記念館見学)→名寄駅(昼食:名寄「煮込みジンギスカン」vs.士別「サフォーク」の競演)→美深駅→音威子府駅(思い出の天北線資料館見学、地元名物の羊羹)→雄信内駅(天塩川に近い木造駅舎の秘境駅に途中下車)→幌延駅→豊富駅(川島旅館湯あがり温泉プリン)→稚内駅(泊)

2日目
 稚内→貸切バスで天北線に近いコースで音威子府へ→宗谷岬(「日本最北端の地」の碑)→道の駅さるふつ公園(インディギルカ号遭難者慰霊碑)→浜頓別(クッチャロ湖水鳥観察館)→筬島駅(秘境駅に立ち寄りエコミュージアムを見学)→天塩川温泉(昼食:音威子府そば)→道の駅ふうれん(休憩とショッピング、名物大福餅)→旭川駅

■Bコース(往路バス観光・復路列車)
1日目
 旭川駅→貸切バスで留萌を経て羽幌線跡に沿うルートで稚内へ→小平にしん番屋(ソフトクリーム)→羽幌サンセットプラザ(昼食:甘エビをメインにした羽幌の名産)→天塩(チューチュープリン)→サロベツ原野→こうほねの家→稚内(泊)

2日目
 稚内駅→豊富駅(川島旅館湯あがり温泉プリン)→幌延駅(昼食用:郷土食材を活かした手づくり弁当)→天塩中川駅(駅舎のカフェ)→筬島駅(秘境駅で途中下車、エコミュージアム)→音威子府駅(思い出の天北線資料館)→美深駅→塩狩駅(塩狩峠記念館)→比布駅(CMで有名になった駅で記念撮影)→旭川駅

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道東ハイライト・感動本線 ふれあいの旅2泊3日

・使用予定車両 1日目 283系特急気動車、2日目、3日目クリスタルエクスプレス
・出発日 2017年11月3日(金・祝)
・日程 2泊3日
・旅行代金 39,800円(2名1室)

■日程
1日目
 札幌駅→(新得駅で昼食「新得そば弁当」を積込み)→帯広駅(貸切バスに乗り換えて愛国駅・幸福駅訪問)→池田駅(駅でワインの歓迎)→白糠駅(焼きししゃも試食)→釧路駅(泊)

2日目
 釧路駅→釧路湿原駅→塘路駅→貸切バス→釧路湿原→900草原→渡辺体験牧場(昼食:ジンギスカン)→摩周湖第一展望台→屈斜路湖→川湯温泉駅→知床斜里駅→浜小清水駅(併設の道の駅でショッピング)→網走駅(泊)

3日目
 網走駅→北浜駅→網走駅→遠軽駅→(サロマ湖コースと丸瀬布いこいの森コースに分かれて観光)→遠軽駅または丸瀬布駅→旭川駅→札幌駅

氷雪のネイチャーロード・純白冬紀行・釧網本線日帰り

・使用予定車両 クリスタルエクスプレス
・出発日
 釧路発コース 2018年1月27日(土)
 網走発コース 2018年1月28日(日)
・日程 日帰り
・旅行代金 未発表

■釧路発コース
 釧路駅→茅沼駅(丹頂鶴)→摩周駅→貸切バス→摩周湖第一展望台→川湯温泉(昼食:北海ちゃんこ鍋)→川湯温泉駅(木造洋館作りの駅舎見学)→知床斜里駅→浜小清水駅( 併設の道の駅でショッピング)→網走駅

■網走発コース
 網走駅→北浜駅→浜小清水駅(併設の道の駅でショッピング)→知床斜里駅→川湯温泉駅(木造洋館作りの駅舎見学)→貸切バス→川湯温泉(昼食:北海ちゃんこ鍋)→屈斜路湖→摩周湖第一展望台→摩周駅→茅沼駅(丹頂鶴)→釧路駅

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2018年度に本格導入も

コースをざっと見た印象では、定番観光地とグルメを組み合わせた形で、あっと驚くような仕掛けはなさそうです。それでも北海道は雄大な車窓だけで十分楽しめますし、価格も手ごろで、どのコースも満足度は高そうです。

「ななつ星in九州」のような本格的なクルーズトレイン導入を目標にしたルートが2泊3日コースで、既存車両の活用を視野に入れたルートが1泊や日帰りコースという形でしょうか。

北海道としては、今回のモニター旅行で利用者の意見や運行体制の課題などを調査したうえで、2018年度以降の本格導入に向けた可能性を探ります。道南に比べて観光客が少ない道北や道東で、新たな観光需要の掘り起こしが期待されます。(鎌倉淳)


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