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高速道路料金の割引が2014年度から縮小へ。「深夜半額」などは消滅か。高速バスにも影響、鉄道会社には朗報か?

高速道路料金の割引が縮小される見通しとなりました。これは、国土交通省の国土幹線道路部会で示されたものです。

これによりますと、2013年度に財源が切れる高速道路の割引制度は、2014年度も一部縮小した上で継続されます。ただし、割引制度は見直しになります。

具体的には、平日の昼間夜間3割引、休日半額(大都市部は3割引)、深夜割引拡充半額の3種の割引制度が見直しの対象になります。

このうち、平日3割引や深夜の5割引は、周辺一般道の渋滞の解消といった顕著な効果があまりみられませんでした。また、普通車以下の土日祝日5割引は、地域の活性化には一定の効果がありましたが、渋滞が深刻化するという副作用が起きています。

このため、こうした割引制度は、割引率を小さくしたり時間帯を短縮したりします。土日祝日の5割引に関しては、対象地域の限定が検討されています。

さらに、国交省は同部会で、高速道路の正規料金の水準を2014年度から3分類に集約する案も提示しています。これは、高速道路料金を普通区間、大都市近郊、海峡部に大別し、同じ分類内の料金は全国的に近い水準に収める、というものです。

たとえば同じ海峡部でも、現在、東京湾アクアラインが1キロメートルあたり179円、本州四国連絡高速道路(明石海峡大橋など)は同404円台と大きく異なりますが、これを極力近い料金に近づけます。高い方に近づけるのか、安い方に近づけるのかは今後の検討になるようですが、おそらくは「東京湾アクアラインは値上げ、本四道路は値下げ」になるのではないでしょうか。

これらの「高速割引制度」は、かなり政治的なため、国交省の思惑通りになるとは限りません。とはいえ、「割引縮小」は確実で、利用者には高速道路料金や高速バス料金の値上げとして降りかかりそうです。

現在の高速道路割引制度は、景気対策の一環として2008年度に導入されたものです。マイカー利用者には大歓迎された制度ですが、ライバルとなる鉄道の旅客は減少し、とくに地方の特急列車への打撃はかなり大きかったようです。そのため、割引制度が縮小されれば、鉄道会社には朗報となるかもしれません。また、マイカー利用者が多い地方の観光地にも大きな影響が出る可能性が高いです。

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