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団塊ジュニアが「フルムーン世代」に。対象人口は増えているけれど、利用者は青春18きっぷの3%

2016年の夏もそろぞろ終わり。9月に入ると、フルムーンのシーズンが始まります。JRのグリーン車が乗り放題になる「フルムーン夫婦グリーンパス」。今年はいよいよ団塊ジュニア世代が、その対象に多く含まれることになりそうです。

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1971年・1973年生まれ夫婦が対象に

「フルムーン夫婦グリーンパス」はJR全線のグリーン車が乗り放題になるという夢のきっぷ。2人1組で利用するしくみで、年齢があわせて88歳以上の夫婦が対象。同い年の夫婦なら44歳以上です。

政府の「結婚と出産に関する全国調査」のデータを見ると、日本人の夫婦の年齢差は平均で1.7歳。約2歳と考えると、今年はじめてフルムーンの対象になる夫婦は、満45歳と満43歳の夫婦がメインです。

つまり、1971年生まれと1973年生まれの夫婦で、団塊ジュニアと呼ばれる世代です。いよいよ、フルムーンの対象も団塊ジュニア世代にさしかかってきた、というわけです。

グリーン車

大人の休日倶楽部の3%

フルムーン夫婦グリーンパスが初めて登場したのは、国鉄時代の1981年。当時は団塊の世代が30代でした。それから35年。フルムーンはすでに団塊の世代を飲み込んでいますが、今度は団塊ジュニアを飲み込もうとしているわけです。

おそらく、「フルムーン人口」は、これからしばらく増加を続けるとみられます。高齢者のリタイア組も増えるでしょうから、フルムーンの利用者も増えるかも? なら、JRはグリーン車の増結を考えたほうがいいかもしれません……というのは、もちろん冗談です。

JR東日本扱いのフルムーンパスの販売枚数は、2015年度で11,114枚。同社で30万枚以上を売り上げる青春18きっぷや大人の休日倶楽部パスと比べると3%にすぎず、利用者はそれほど多くありません。日本人は、あまり夫婦で旅行しないのかもしれないですね。グリーン車を増結するほどの需要はなさそうです。

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2016-2017年フルムーンパスの概要

2016-2017年シーズンのフルムーン夫婦グリーンパスの概要は以下の通りです。

◆発売期間
2016 年9月1日~2017年5月31日

◆利用期間
2016年10月1日~2017年6月30日までの連続した5・7・12日間。
※ただし、12月28日~1月6日と3月21日~4月5日、4月27日~5月6日は利用できません。

◆利用資格
「フルムーン夫婦グリーンパス」を利用できるのは、夫婦2人が同一の旅程でかつ年齢の合算が88歳を超える場合。夫婦どちらかの年齢が70歳を超える場合は「シルバー用」が割引価格で購入できます。

◆有効期間と価格
有効期間と価格は以下の通りです。( )内はシルバー用の価格です。
5日間用 82,800円(77,800円)
7日間用 102,750円(97,750円)
12日間用 127,950円(122,950円)

今シーズンの変更点は、「一般用からシルバー用」といった券種の変更ができなくなった点です。有効期間開始日の変更は、従来通り1回のみ可能です。

きっぷの効力は、新幹線・特急を含めた列車のグリーン車、B寝台車をJR全線で利用できます。ただし、「のぞみ」「みずほ」は自由席を含めて乗車できません。(鎌倉淳)

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