「バリ得こだま」はJR西日本版「ぷらっとこだま」。山陽新幹線・新大阪~博多間などが半額になるプランが日本旅行から登場!

「ぷらっとこだま」といえばJR東海ツアーズが売り出している東海道新幹線「こだま」号限定利用の格安プラン。その山陽新幹線版ともいえるプランが登場しました。その名も「バリ得こだま」です。

驚きなのはその価格。以下の通りです。

新大阪-博多:7,500円
新大阪-小倉:6,900円
新神戸-博多:7,300円
新神戸-小倉:6,700円
西明石-博多:7,100円
西明石-小倉:6,500円
姫路-博多:6,900円
姫路-小倉:6,300円
(300円分のキヨスククーポンつき)

新大阪-博多間の「のぞみ」号の運賃・料金は15.090円。それに比べると半額です。「ぷらっとこだま」の東京-新大阪間の割引率が2割~3割程度なのに比べても、かなりお得感があります。

条件としては、以下の通りです。
・設定期間は2012年7月14日~9月30日(8月9日~16日は除く)。
・利用できる列車は限定。
・前日までの購入(ネット購入は現在のところ不可)。
・日本旅行かその代理店で販売。JR駅窓口では購入不可。
・乗車変更などは不可。
・乗り遅れた場合に、後続の列車の自由席は利用不可。
・当該区間のみ有効(大阪駅は範囲外)。

要するに、「ぷらっとこだま」とほぼ同条件と考えてよいでしょう。割引率が高いのは、新大阪-博多間には、そもそも「山陽新幹線2枚きっぷ」という格安きっぷがあるので、それとの比較でこの価格になったのだと思います。

ちなみに、新大阪-博多間を「こだま」号を利用すると、4時間半~5時間程度かかります。「のぞみ」号のざっと倍ですね。ただ、この区間の「こだま」号の指定席車両は、シートが2×2の配列で、グリーン車並みの居住性です。なので、所要時間はかかりますが、あまり疲れないのではないでしょうか。

このきっぷは、7月から販売されているというのに、知名度は今ひとつ。日本旅行のホームページにもほとんど記載がありませんが、最近、ようやくホームページから予約ができるようになったようです。

「ぷらっとこだま」があれだけヒットしているのですから、こちらももっとPRしてほしいところ。さらに、広島や岡山への設定も増えることを期待しましょう。

広告
前の記事江差線がついに2014年春にも廃止へ。北海道新幹線の開業前に「整理」を実施。JR西日本の北陸「孤立区間」は大丈夫か?
次の記事屋久島の安房森林軌道が旅客化に向け調査される。縄文杉観光をトロッコ列車で行える時代は訪れるか?