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JR東日本が山田線大志田駅と浅岸駅を2016年にも廃止へ。「秘境駅」廃止は全国に広まるか?

JR東日本が、山田線の大志田駅と浅岸駅の廃止を検討していることが明らかになりました。2015年11月24日の盛岡市議会全員協議会で市が報告しました。早ければ2016年3月のダイヤ改定までに廃止される見込みです。

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冬期は全列車が通過

朝日新聞岩手版によりますと、大志田駅と浅岸駅はともに1982年から無人駅です。両駅のある山田線盛岡~宮古間は列車本数の少ない区間で、運行しているのは快速「リアス」1.5往復と普通列車2.5往復の4往復のみ。停車するのは上下合わせて大志田駅が3本、浅岸駅が2本で、2013年からは、冬季(12月~3月)のみ全列車が通過しています。

そのため利用者は少なく、2014年の利用実績は1日あたり大志田駅が0.4人、浅岸駅が0.3人でした。こうした利用実態から、JR東日本は、8月に盛岡市に廃止の意向を伝えたそうです。

盛岡市は、10月に地元住民を対象に懇談会を開き説明したところ、駅存続を求める意見が多かったことから両駅の存続を求めているとのこと。とはいえ、これだけ利用者が少なければ、反対の声がどれだけ説得力を持つかはなんともいえません。

大志田駅

「秘境駅」廃止が全国に波及?

両駅は極端に利用者の少ない「秘境駅」として知られています。こうした「秘境駅」は、日本各地にありますが、これまでは、そうした駅でも廃止されることは稀でした。

しかし、JR北海道が経営合理化を理由に、2016年3月に9駅程度の「秘境駅」の廃止に踏み切り、今回、JR東日本がそれに「追随」する形となりました。となると、今後、他社でも利用者が極端に少ない「秘境駅」廃止の動きが出てくるかもしれません。

利用者がほとんどいないのならば、駅廃止も仕方がないでしょう。とはいえ、かつては賑わったであろう歴史ある駅が一つ一つ消えていくことには、一抹の寂しさを覚えずにはいられません。(鎌倉淳)

■12月11日追記
JR東日本は、2015年12月11日に、大志田駅と浅岸駅を、次のダイヤ改正日をもって廃止すると正式発表しました。

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